病院の概要

このたびは当院ウェブサイトをご覧いただき誠にありがとうございます。私は令和4年4月1日付けで国立病院機構あわら病院院長を拝命しました見附保彦と申します。今後も、地域の先生方や行政・介護・福祉関係の方々との連携をさらに充実させ、当院をご利用される皆様により信頼いただけるよう、当院全職員と手を携えて努力して参りたいと存じます。

国立病院機構あわら病院は福井県最北部に立地し、障がい児(者)医療、神経・血液・免疫などの難病医療、そして心不全・嚥下障害・悪液質などの長寿医療を専門とし、地域に密着した診療を展開する病院です。国立病院機構はその理念として国民の健康と医療の向上のために、健全な経営のもと、患者の目線に立って懇切丁寧に医療を提供し、質の高い臨床研究、教育研修の推進につとめることを掲げています。この理念を受けて、あわら病院では、「多くの人の笑顔のために」を病院の方針とし、①懇切丁寧な医療の実施、②より質の高い医療の追求、③効率的で自立した経営の推進のもと、④地域に求められる専門医療の提供することを使命として活動しております。

 当院では、2013年から「Hospital in the home, Home in the hospital」という概念のもと、障がい児(者)、難病患者、高齢者の方の在宅での医療が入院医療のレベルになるように、あるいは入院での生活が在宅生活のレベルになるように、職員全体の力を結集して地域に密着させた専門医療の充実を図っています。外来診療では医療介護連携クラウドシステムを用いた訪問看護・訪問診療、在宅療養支援など診療体制を充実させ、入院診療では、最大限の社会参加・在宅生活への復帰、あるいは患者の意思を尊重したがん・非がん緩和ケアの充実をめざすなど、医療的アプローチだけではなく社会的アプローチも組み入れた質の高い医療の提供を行っています。

 当院は、1939年に結核医療の拠点病院として福井県立療養所北潟臨湖園の名のもと設立されました。その後、国立療養所として厚生省への移管、重症心身障がい児(者)病棟の開設、入院結核医療の終了などの歴史が重ねられました。2004年には国立病院機構に移行し、以来、重症心身障がい児(者)在宅支援事業所、臨床研究部(院内標榜)の設立、病棟の更新築、訪問看護ステーションの設立、急性期医療の整理を経て、現在、標榜診療科15科、地域包括ケア病床18床、障害者等病床154床からなる一般病棟3個病棟で、亜急性期、慢性期の医療機能を担って運営しています。

2022年4月  院長 見附保彦

TOP
AAA000